1.名称 : 最後の木
2.分類 : 木
3.前身 : 闇の洞窟
4.説明
この世の木々が全て滅んでいくとしたら、最後に残る1本と言われている木。
もしくは、最後の木になる覚悟がある木。花は咲かない。紅葉もしないので葉が散ることもない。
1日に3個だけ「はじまりの実」という赤い果実をつける。
カワゴンは、この実を毎日、朝、昼、夜と1個ずつ食べている。
なお、最後の木に関するポエムがある。
5.闇の洞窟と最後の木の関係
遥か彼方、東の空の下にある湖の外れ、これまた奥深く最も危険な場所に存在していた闇の洞窟の化身。
その姿は、右絵。
詳しい物語は『白い魚のジュン』の中で出てくる。
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6.闇の洞窟が最後の木になった時に読んだポエム
赤い鳥と最後の木
私は闇 君は魚
この闇の中に何も考えずに飛び込めばいい
暗く寂しい闇の中で
うっすらと小さな光が見えるから
後ろを見ずに
その光に向かって泳げばいい
そしたら君の背中に羽が生えて
赤い鳥になって大空を羽ばたけるから
だけど君は嘆く
とまる木がないと
上から見下ろせば
たくさんの木があるというのに
赤い鳥の君のために
とまらせてくれる木が一本もない
辛くて 苦しくて 悲しいだろう
だからその時のために
闇の私は木になって
君を待っていよう
私は闇だから
どんな色の君でも受け止められる
すべての木が君を拒否しても
いつでも君がとまれるように
私は最後の木になって
赤い鳥の君を待っていよう
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